性感染症について
近年STDが増えています
STDとはSexually（性により）Transmitted（感染する）Diseases（病気）という英語の頭文字を取ったものです。
誰でもかかる可能性のある病気です。以下に性感染症の主な症状をまとめておりますのでどうぞご覧ください。
クラミジア
日本ではクラミジア感染者数は100万人以上と言われており、女性では13.1％、男性では6.7％が感染していたとの報告があります。またクラミジアは感染しても症状を感じにくく、知らない間に相手に感染してしまいます。
症状
淋病（淋菌）
淋病は特に男性に多い感染症です。性風俗などでの感染が多いと言われ、1度の行為で感染率が高いのも特徴です。
また、淋病に感染するとクラミジアに同時に感染している方も多く見られる危険な病気です。
症状
梅毒
梅毒は「梅毒トレポネーマ」によって発生する感染症です。最も多い感染経路は性行為によるものです。梅毒トレポネーマが皮膚や粘膜の小さな傷口から侵入することによって感染を引き起こします。妊婦が感染していると早産や流産、生まれてきた子が「先天性梅毒」になる場合もあります。
症状
尖圭コンジローマ（せんけいコンジローマ）
発生箇所は、陰茎・亀頭・包皮の内側・陰のうなどに見られます。
潜伏期間は2～3ヶ月で性器や肛門周辺にヒトパピローマウイルス（イボを形成するウイルス）によりカリフラワー状のイボができます。表面には時として悪臭を放つ場合もあり、ひどい場合は巨大に増殖する場合もあります。感染はSTDがほとんどですが、皮膚や粘膜の傷口から感染することもあります。
症状
この疾患には薬物療法と外科的療法があります。
当院では凍結療法やレーザー療法はおこなっておりません
感染について
クラミジア・淋菌はあらゆる性行為（セックス・オーラルセックスなど）で感染する危険性があります。
感染者との粘膜同士の接触や、精液、膣分泌液を介して感染します。
オーラルセックスでは、咽頭（のど）への感染の危険性もあります。
男性の場合、尿道から分泌物が出たり、排尿時に痛みや違和感を感じたりする症状がある場合や、
症状がなくても感染していることがあります。
気になる際には当院への受診をお勧めします。のどの症状がある方は耳鼻科への受診をお勧めします。
また女性の方でクラミジア、淋菌の感染が疑われる方は婦人科への受診をお勧めします。
