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自己導尿指導とは

過活動膀胱

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「トイレが近い」「トイレまで我慢しづらい」「我慢できずに漏れた」といった症状はありませんか?

このような症状があれば過活動膀胱の可能性があります。

過活動膀胱とは「トイレが近い」「急にトイレに行きたくなる」「我慢できないような尿意が起こる」「我慢ができず尿が漏れてしまうことがある」などの症状を示す症候群です。

膀胱に関係する神経が、膀胱に尿がたまらないうちに活性化してしまい、排尿が我慢できなくなるのです。

加齢に伴い動脈硬化が進行することで、膀胱への血流障害が起こり過活動膀胱を引き起こすことが最近分かってきました。

過活動膀胱にかかっている人は、日本で約810万人いると推定されています。

40代では4.8%、80歳以上では36.8%の方が過活動膀胱にかかっており、加齢に伴い増加しています。

実際に治療を受けている人は約70~80万人で多くの人が治療を受けずに悩んでいるのが現状です。

診断方法について

私たちは患者の皆様のプライバシーを守り、常に笑顔でお出迎えいたします。

皆様にリラックスしていただけるよう心がけております。

お気軽にお声をかけてください。

診断方法について

腹圧性尿失禁

くしゃみや咳などで、おしっこが漏れたことありますか?

くしゃみ、咳、重い物を持った時におしっこが漏れる。このように腹圧が高くなった時に尿が漏れる状態が腹圧性尿失禁です。骨盤底筋が弱くなることが原因です。

出産の時に難産で骨盤底筋やその周りへの負担が長時間続いた場合や、多産の場合に発症の危険性が高まります。また加齢、血液中の女性ホルモン濃度の低下、肥満などが原因です。

治療には運動療法、薬物療法、電気刺激法、手術などがあります。肥満の方や急に体重増加した方では、減量が有効なことがあります。

尿失禁は生命に直接影響ありませんが、生活の質を低下させてしまう病気です。恥ずかしがったり、年齢的なこととしてあきらめずにご相談ください。

自己導尿指導

病気が原因で、自分で尿を体外へ出すこと(排尿)が困難になってしまう場合があります。尿が膀胱にたまり続けると、尿路感染症を起こしたり、腎臓の機能が低下してしまうことがあります。

そうならないために、器具(カテーテル)を用いて、自分で排尿することを「自己導尿」といいます。

自己導尿によって期待できること

生活面

器具(カテーテル)は自己導尿をおこなう時だけ使用します。普段は体にカテーテルはつながれていません。

導尿キットを携帯すれば、外出や旅行を自由にすることもできます。

健康面

残尿がなくなるため、頻尿や尿失禁が改善します。

膀胱への感染を起きにくくします。

尿がたまることによる、腎臓への悪影響を防止できます。

病状によりますが、自己導尿を続けることにより、排尿機能が回復することもあります。

先生と方法を確認してみましょう

Aパターン

尿意がある

自分で排尿ができる

おしっこがしたくなったら、自分で排尿をしてから、自己導尿をしてください。※残尿が減ってくれば、主治医と相談の上で、自己導尿を中止することも可能です。

Bパターン

尿意がある

自分で排尿ができない

おしっこがしたくなったら、始めから自己導尿をしてください。

Cパターン

尿意がない

自分で排尿ができない

時刻を決めて、計画的に自己導尿をしてください。その日の「食事内容」「汗の量」「下痢」「発熱」などの状態により、自分の判断で時刻を調整する必要があります。自己導尿の回数は多くても大丈夫ですが、計画より少なくなることがないようにご注意ください。

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